今回は”知っている人はもう実践している！経営者に必須なツキとは何か？”について書いてみます。
経営者にとってツキは重要な要素です。これは前職で学んだ大切な事の一つであり、経営者とお会いする時にはいつも気にしている事です。ツキのある状態とツキを失っている状態だと、同じ事象に対する行動でも大きな違いが出てしまいます。経営者個人の重要な仕事の一つだと感じていることとして、自身のツキを維持管理することがあります。
日常に溢れるツイテいる要素
「あなたはツイテいますか？」
もう一つ、大切な考え方の中に”必要・必然・ベスト”があります。これは世の中で起きることは全て、その人にとって必要・必然であり、ベストなタイミングで起きる。という考え方です。そしてどの様な出来事であっても、マクロに見ればプラスに生成発展すると考えます。その瞬間は衝撃を受けるようなマイナスな事が起きたとしても、その出来事は自分にとって意味があり、その経験があることで結果としてはプラスに繋がっていく。そう考えます。
その思考習慣が身につき始めると、どの様な出来事にも意味があると考えられるようになります。その時点の自分が乗り越える事ができない事は起こらないと考えると、どの様な出来事であっても”ツイテいる”ことになります。その経験がプラスに繋がると、どの様な出来事も肯定的に捉える事ができれば、起きる事象や出会う人に感謝できるようになります。
一つの出来事のどの部分にスポットライトを当てるかによって、同じ事象であっても感じ方や捉え方は変わります。それはそうですが、私も含めて多くの人がいつもそんな達観した境地で考えられる訳ではありません。そこで、経営者と向き合う時には、知らない間にツキを落とす言動や考え方になっていないかを注意して確認し、気になる点があれば、その言動になった要因を確認し、可能な限り改善して貰える様にアシストしています。
ツイテいる人のタイプ
ツキを維持管理できる人間には一般的にいくつかのタイプがあるとされています。自分がどのタイプに近い人間なのか。最初からすべての要素を取り込むことは簡単ではありません。無理なく自然とできているタイプがあれば、次からはその要素は意識して行動するように心掛けましょう。少しずつ、無理なくツキのある人になっていく事が大切です。
成功確率９５％！？
それでは一般的なタイプにはどんな種類があるのでしょうか。次の３つのタイプは伸びる経営者の３条件とも一致する考え方です。伸びる経営者はこの３つを持っているとされています。この３要素を持っていれば成功の７０％は保証されると言われています。その上でツキを維持管理できれば２５％が上乗せされます。つまり、この３つを意識し続ける事でツキも維持管理でき、９５％の確率で成功できることになります。とてもお得ですね。
その３つが以下となります。
｢プラスは発想型人間｣
ものごとをよいほうに考え、よいこと、あるいはよくなることを想像し、発想できる
｢すなお肯定人間｣
過去の経験や知識だけで物事を決め付けたり、否定しない
｢勉強好き・挑戦好き・やる気人間｣
新しい分野に挑戦し、それを知ることが好き
経営者であれば、まずは３つの要素を徹底することをお勧めします。この３つの要素以外にも次の様なタイプがあります。
｢謙虚な笑顔人間｣
謙虚で、誰に対してもいばらず、差別意識のなく、いつも笑顔
｢長所伸展型人間｣
他人の長所がすぐ目に入り、他人や自分の長所を伸ばすことに全力をつくす
｢自助型人間｣
他人に任せるべきことは任せるが、責任は自分で負い、自己犠牲的で、他をアテにせず、自分を建前とする
｢辛抱･執念型人間｣
耐えることを苦にせず、喜んで苦労し、しかも目標を定めたら、達成するまでくじけず、執念を持ってことに当たる
｢着実・バランス安定人間｣
常にマクロな、バランスのある判断ができ、感情が安定して自己制御心が強く、着実な実行力に秀でている
｢強気･負けん気・思いやり人間｣
20代末までは強気で生き、30代～40代前半にかけては強気に負けん気をミックスして生き、40代後半以降は、強気、負けん気に、思いやりも加わって生きるタイプ
｢高教養型の秩序維持型自由人｣
統制や管理が大嫌いで自由を好むが、約束したことや秩序維持のために必要だと判断されることは必ず守る
最強にツキのある経営者になる
経営者としては、成功の３条件に近い３つを徹底すると共に、本来自分が持っている特性として近いタイプがあれば、意識して行動する様にします。年齢や経験が蓄積されることで、ツキの要素を付加していく事ができます。本来持っているツキのタイプを意識して行動しつつ、徐々にツキのある人間の要素を増やす事ができれば最強の経営者になります。
成功している経営者で人格的にも素晴らしい方は、上記の要素を複数持っていると感じませんか？ツイテいる人間が自然と取っている行動ができるから、ますますツキが循環し、その人は成功していきます。トップに立つ人に必要な事は、こうしたツキを意識した行動をすることです。
経営者にとって自分自身がツキを持っている状態である事は大切です。ツキは意識する事から始まります。すべての出来事はマクロではプラスになると考え、感謝するマインドを持つ訓練をしましょう。一般的にツイテいる人には１０個のタイプがあります。経営者であれば最初の３つは徹底して意識してください。その上で、少しずつ無理なく自然にできることを増やしていきましょう。それを意識して継続することでツキの状態が維持できます。