経営者メンター『あとおし』の目から鱗 長島です。今回は”経営者に必要な愛される力について教えられたことを整理した”について書いてみます。

最近は出張の度に1日余分に泊まって人と会うことにしています。オンラインでも問題はありませんが、会うということで気づくこともたくさんあります。そのバランスは常に意識したいと考えています。

愛される人には人が集まる

今回も色々な方と久しぶりにお会いしましたが、その中でもある方とのお話で強烈に気付かされたことがありました。それは”愛されることの重要性”です。愛されるとは、何故かその人のことを放っておけない。どうしても注目してしまう。不思議と人が集まってくる。そんな人です。

「コロナになって収入が半分になったけど、真っ先に思ったのはお客様のことだった」と笑顔で話し、「そんな自分がいたことでガッツポーズした」と。自分の心配よりもお客様への想いを持てた自分に気づいて、自分を褒めてあげたということでした。それを楽しそうに話すこの方の周りには、いつもたくさんの人が集まっています。

ワクワクすることに素直で居続ける

初めて生い立ちのお話をお聞きしました。昔から自分が好きなこと。納得できること以外はやらなかったそうです。学校でもやりたくない事は全くやらない。宿題も出さない。その代わり勉強は好きだったから試験は優秀だった様ですが、内申点は低くなったそうです。社会人になっても変わらず、目標管理にワクワクせず、上司から何度言われても提出せず今に至ります。それでも営業成績はぶっちぎりでトップ。それはお客様の課題を解決することがワクワクすることだから。

コロナで仕事が暇になって、1日1時間くらいしか仕事をしない日が続いたと言います。それでも闇雲に焦って動くのではなく、いずれ事態は好転すると考えてワクワクすることに熱中しました。結果として、コロナが落ち着いてきた今は、暇な期間に身につけた趣味を生かす時間が取れない位に忙しくなっている様です。

どんなマイナスなことが起きても隠すことなく周囲に話して、それを笑顔に変えています。だから失敗が失敗になりません。すべてがプラスに作用しています。だから人が集まります。元気を貰えるから。良い運気に触れることができるから。人を惹きつけます。

ありのままの自分で勝負する

愛されるとは、ありのままの自分で勝負する勇気なのかもしれないと感じました。私もそうですが、周りの空気を感じて忖度し、本当は無意味だと思っていることもルールだからと我慢します。それが優秀なことだと勘違いして、はみ出す勇気やさらけ出す勇気を持てずに、本当の自分を隠し続けます。

私がHPを公開したことで「会いましょう」と声がけを貰って久しぶりにお会いしました。私が「来年3月までに、8名の経営者の方と出会いたいんですよね」とお話しすると「そんなのすぐ!ですね」と笑顔で答えられました。「そうなれば良いですね。。」と答えようとして、ふと気づきました。失敗を恐れて保険をかけた話をしようとしている自分がいました。思い直し「そうですね」と答えました。

「今お付き合いできている社長に紹介してください!って言えば良いんですよ」そうすれば8名なんてすぐに終わっちゃいますよと笑顔。簡単です。紹介してくださいってメッセージを送るだけです。1秒で終わります。そう笑顔で話してくれました。確かに紹介してくださいと言えば良いのですが、はっきりと言葉にせず「紹介しますね」と言われても、無理の無い範囲で。。とお伝えしていました。本音では紹介して欲しいという思いを隠し、失敗を恐れていました。

愛される人はピンチが喜びになる

失敗も成功も踏み出しみなければ道は開けません。素直に自分と向き合い、肩の力を抜いてあるがままに生きる。とても勇気のいることですが、こうした人の周りには不思議と人が集まります。お付き合いをしている経営者で、成長している方は、多かれ少なかれ自分の本音で勝負しています。だから強力したいという人が集まり、いつの間にかやりたいことが実現できています。

愛される人は、受け取る愛情以上のことを、いつも周囲に渡しています。だからこそ愛されます。そして愛されることができたら、ピンチなことがやってきても誰かが助けてくれます。こうした人たちは、助けて欲しい時には助けて欲しいと素直に声を上げます。それまでに与えてきた分だけ、必ずお返しとして戻ってきます。愛情を受け取っていた人が、その人にいつか貢献したいと思い続けているので、声が上がった瞬間に動いてくれます。それがその人の喜びにもなります。

新しい自分にアップデートする

自分に正直に生きること。ワクワクすることだけ、好きなことだけに意識を向けて生きていくこと。それは自分の心に素直に向き合うことで誰でも選択できる生き方です。自分の長所に気づき、その事で誰かに貢献できると信じることができたとしたら、そのことに向かって正直に生きること。その大切さに気づけた瞬間でした。

起業して1年半になります。自分には何ができ、どんな事で役に立つことができるのか。それが見えてきたタイミングでの出会いには、必ず意味があります。それは次のステージに行くために必要なことを教えてくれています。自分に正直に、貢献できる自分の長所を信じて生きることの大切さ。その一歩を踏み出すタイミングだと教えてくれているんだと感じた1日でした。

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